Takonosuke’s diary

 editor&writer バラの庭作り、そして釣り。東京ときどき信州在住。

変態キーボード生活

今回はとてもマニアックなお話です。あきれてください。

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サイズはちょうどスマホ2個分ととにかく小さい。

 

■4段49キー。変態キーボードの生活

白状しますが、タコの介はキーボードと日本語入力については変態です。たぶん、日本でも54人以下(タコの介の想像)しか使っていないような組み合わせで、これを書いています。

いま打っているキーボードはMagicforce smart 49keyといいます。名前のようにキーが49個しかなく、上下4段しかありません。通常のキーボードは108キーですから半分以下です。ホームポジションに指を置くと、キーボード全部が隠れてしまいます。USキーボードです。小さいのでEnter、BackSpace、Delキーも右手小指が簡単に届きます。

キースイッチは赤軸のリニアです。軽い方ですが、タコの介には重いです。メカニカルなので音がカチカチします。あとはファンクションキーを多用しないと数字や記号が打てません。いったいこんなキーボード、だれが使うのでしょうか。はい、あたしのような変態です。

日本語配列は「薙刀式

みなさん、日本語入力の配列は何ですか? 「ローマ字入力だろう」とおっしや(小さな「や」が出ない)るでしょう。当然です。全体の8割はローマ字入力ですから。残りの2割のうち1割が親指シフト入力。最後の1割にはさまざまな入力方法がひしめいています。その数、数10個(あたしの感覚)。

そのなかのひとつに、今タコの介が使っている「薙刀式(なぎなたしき)」があります。「かな入力」です。たぶん世界中で、これを使っているのは10人いるかどうか。

薙刀式」は大岡俊彦さんがひとりで設計して作り上げた配列です。作家でもある大岡さんは、入力の速さよりも、物語を気持ちよく書くための配列を作り上げました。タコの介がこんなレアな配列を使っている理由も、ここにあります。

かな入力なので、50音のほかに拗音、濁音、半濁音など、合わせると100個以上のかなの位置を覚えなくてはなりません。大変だと思うでしょうが、意外と覚えられるものです。

かなの位置は一週間で覚えました。時間は一日30分。タッチタイプまではまだいきません。でも、これで文章を考えながら書くにはいいスピードです。まるで万年筆で一字一字書いているような感覚です。

みなさんも、たまには立ち止まって、毎日手にしているキーボードと日本語の入力について、考えてみてはいかがでしょうか。

 

#キーボード #薙刀式 #日本語入力