文庫本には布のブックカバー
着物の絹布を使ったブックカバー
タコの介はちょっと大きめの座り机を使っている。そこにじわじわと本が積み重なってゆく。ちゃんとした書棚がないからだ。本来の居場所がない本は、自由気ままにあちこちに。それがタコの介の本の佇まいとなっている。
そんな文庫本を眺めていると、ちょっと着飾ってやろうか。なんて気持ちがわき起こってしまった。着飾るならブックカバーだ。そこで、いつもお世話になっているメルカリに行ってみた。
あるある。山ほど。既成品もハンド・メイドも。
お目当てはやっぱりハンド・メイドだ。きっと手芸好きな奥様や若い女性が心を込めて作っていることだろう。妄想がムラムラとふくらんでしまう。
1,000円前後の立派なものもあるけど、タコの介は400円以下を狙う。それでも気になるブックカバーはたくさんあった。とくに着物生地を使ったカバーに惹かれるものが多かった。
しかも裏地に着物の絹地を使っているのを見つけると、もうどうしようもなくなる。これが350円だったりするんだよ。いいのかい?
いつの間にかそんな布製のブックカバーが集まりだした。やはりタコの介はダークグリーンが好きなんだ。黒と紺もある。自分が着る服の色そのままだ。
で、カバーをかける文庫本は、未読ですぐ読みたい気に入った本。そんな本があっという間に集まった。まだ予備軍も控えている。早く読まなくては。
そんなことを机に頬づえをつきながら思っている。でも、『カササギ殺人事件』につい手を出しちゃったから止まらなくなっている。
# 本 #ブックカバー #カササギ殺人事件